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腎不全治療中の親戚の誕生日パーティー

病院で腎不全治療を受けている親戚の誕生日がありました。
病気と戦わなければならないのは見ているこちらも心苦しいですが、誕生日のようなお祝いごとが近づくとソワソワしてしまいます。
多くの人が集まってお祝いムードを共有できれば、本人もパーティーに参加する喜びを感じられます。
これまでに何回か病院に顔を出すことがありましたが、お祝いしようという前向きな気分で会いに行けたのは今回で初めてでワイワイできる時間が長く続きますようにと願いました。

病院でも祝ってあげたい

闘病中の人に「おめでとう」という言葉を使うのは不謹慎という声があります。
私はその意見には反対で、良い事は良い事として受け入れることが幸せにつながると考えています。
だから誕生日は絶対に祝いたいです。
何十年前のその日にこの世に生まれてきたなんて、奇跡としか言いようがありません。
誕生日は奇跡の日というのは過言ではなく、これからも長生きして欲しいという思いも伝えられる貴重な日です。
私は病院でも誕生日を祝うことを計画し、その他の親戚や友人に集まってもらいました。
1つでも良い事があれば、気持ちが明るくなってまた病気と戦う力が湧いてきます。
来年も再来年もその後もずっと祝う約束をしたので、その日を迎えられるように懸命に治療を受けてくれるでしょう。
パーティー中は何回も「おめでとう」を言い、たくさんの笑顔をプレゼントし私ももらいました。
パーティーは場所を選ばず人を楽しませる力があり、最高のお誕生日祝となりました。

ケーキを持っていきました!

私が計画したので準備のほとんどを行い、当日はケーキを持っていきました。
腎不全患者はカリウムの摂取に慎重になる必要があり、フルーツ系はおすすめできません。
親戚はチョコレートが好きなので、甘さ控えめで低糖質のチョコレートケーキを買いました。
本来は女性がダイエットの息抜きに食べるようなものですが、腎臓が弱った人にも食べさせることができます。
親戚はケーキまで用意されていることにとても驚いていました。
たくさん食べることはできず、小さくカットしたケーキをゆっくり口に運んでいました。
量は少なくても口の中で噛み締めて芳醇なカカオの香りを味わい尽くしてしたのが表情を見て分かりました。
食べ終わって満足そうな親戚を横目に、誕生日の最後はケーキが欠かせないと改めて実感しました。
その場にいた全員で切り分けて美味しさを分かち合うことで、さらに美味しく感じたところもあります。
来年はどんなケーキを持っていこうかとニヤニヤしてしまいました。