水没車は見た目は綺麗でも中の状態がどうなっているのかわからないだけに、日本では特に忌避されてしまうものです。
日本にはいくらでも状態のいい車がたくさんあるわけですから、わざわざどのようなトラブルが起こるか予想もつかない水没車を購入する意味はありません。
しかし、これはあくまでも日本に限った話であり、海外にであれば高値で取引されることもあるということです。
日本のようにいい車が溢れている国でなければ、水没車も価値のある車になるようです。
友人の家のパーティーの財源は…
友人からパーティーの誘いがあったので、行ってみるとなかなか豪勢なものでした。
一体何か良いことでもあったのかなと思って訪ねてみると、実はその逆で愛車が水没をしてしまったということだったのです。
愛車が水没をしたのにのんきにパーティーなどしてられるのかと思ったのですが、詳しく聞いてみると水没をしたけれども水害車買取に出したところ、思った以上に値がついて無駄にならなかったので、元からないお金だと考えてパーティーを開いたということでした。
確かに水没をしてしまった事自体は不幸な出来事ですが、それにもかかわらずそこそこの値段で売れたとなるとショックも和らぐものです。
本来であれば失うはずだったお金はもっと大きかったわけですから、憂さ晴らしをするのも悪くはないかなと言う気がしました。
それにしても水没車など見た目こそ綺麗であっても、中がどうなっているかわからないだけに二束三文にしかならないと思っていただけにこのことは意外でした。
水没車も無駄にはならない
水没車などどこでどのようなトラブルが起きるかわからないだけに、なぜそんなにいい値段で売れるのだろうかと疑問に思ったのですが、答えは海外にありました。
確かに日本の中だけの話で言えば、いくらでもいい車がたくさんあるので不安要素の大きい水没車を購入する意味がありません。
ところが、日本ほどいい車が溢れているわけではない海外であれば、信頼性の高い日本車というのはそれだけで価値があるもので、多少水没をしていようがお構いなしというわけだったようです。
日本では少し修理にお金がかかるようになってくるとすぐに手放して新しい車を買ったりしますが、海外では修理をして乗り続けるのが当たり前なので、水没車でも直して乗ることに対して抵抗がありません。
そのため、日本では価値が激減してしまう水没車であっても、海外に持っていけばいい値段がつくというわけです。
このような話を聞くと日本人というのは、いかに恵まれているのかがわかりますね。
